Avex USA(AUI)は5月26日、グローバルでの未来の音楽・エンタテインメントの発展に貢献し得るスタートアップ企業などを投資対象とするコーポレートベンチャーキャピタル機能を新設すると発表した。
主にシード・アーリーステージを投資ステージとし、「Web 3」「クリエイターズエコノミー」「メタバース」を注力領域に設定している。投資金額は、6年間で30億円を予定する。
同社は、音楽出版の「Avex USA Publishing」、次世代型レコード・レーベル「SELENE」、音楽スタートアップへの出資・支援プログラム「Future of Music Investment Fund」の3つの部門を主軸として業務を推進している。
特にFuture of Music Investment Fundでは、Justin BieberやThe Weekndのバーチャルアバターコンサートを制作・プロモートしたメタバース企業Wave(米国)、「2020 Apple Best App」(Apple Watch)を受賞しGrimesやJames BlakeらとコラボしたEndel(ドイツ)、The WeekndとのコラボNFT制作・発売などを行うバーチャルアーティストプロダクションのSpirit Bomb / Strangeloop Studios(米国)ほか、グローバルで活躍する音楽テックスタートアップに早期から投資している。同社によれば、これらの投資が実績を上げていることから、スタートアップへの出資機能をさらに強化するに至ったという。
また、Future of Music Investment Fundをベースにしたコーポレートベンチャーキャピタル機能による出資を通じて、グローバル基準のクリエイター・アーティストとのコラボレーションを強化。さらに、先端テクノロジー領域へのネットワーク構築を進め、今後も最前線の音楽×テクノロジーのコミュニティを活用した新たなIPの創出に取り組むとしている。
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