EU、スマホ充電端子の「USB Type-C」統一に向け前進

Liam Tung (ZDNET.com) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ)2022年04月22日 13時00分

 欧州議会は、スマートフォンやタブレットなどのメーカーに対して、USB Type-C充電ポートの提供を義務づける新法に向けて一歩踏み出した。

 域内市場・消費者保護委員会は、欧州委員会が9月に提案した無線機器指令(Radio Equipment Directive:RED)の改訂案について、これを支持する見解を賛成43票、反対2票で採択した。この改定案は、スマートフォンなど小型機器のメーカーに、共通のUSB Type-C充電ポートの採用を求めるものだ。欧州委は、欧州議会議員が圧倒的多数で共通の充電ポートを支持してから約1年後に、この改定案を発表した。

 改定案は、新たな機器を購入する際に充電器や充電ケーブルを一緒に買わなくても済むようにして、環境と消費者を不必要な購入による影響から救う狙いがある。「修理する権利」法を通じて電子廃棄物を削減しようとしている欧州連合(EU)の目標も達成が早まる。

 欧州議会は、すでに充電器や充電ケーブルを持っている消費者が購入の選択肢に迷わないよう、充電器の選択肢に関する情報を新しい機器に明記することも求めている。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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