LIFULL、ユーザーとの対話で物件の好みを学習「AIホームズくん」を提供開始

　LIFULLは2月10日、同社の不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」の新機能として、AI技術を活用し、ユーザーとの対話をもとに適した物件を提案する「AIホームズくん」の提供を開始した。

　AIホームズくんは、チャット形式で9つの質問に入力回答していくと、AIが自動でユーザー専用の「住まいのカルテ」を作成。回答からユーザーの住まいへの好みやこだわりを5段階で表示し、LIFULL HOME'Sに掲載中の居住用賃貸物件を対象に、相性がぴったりな物件「ぴったり度」順に提案する。

　AIの質問に答えれば答えるほど、ユーザーの好みをAIが理解し、最適な結果に近づくことが可能。登録やログインは不要で、24時間無料で利用することができる。現時点ではスマートフォン版でのみ閲覧可能となっており、今後PC版にも拡大予定だ。

　LIFULLによると、これまでの一般的なAIチャットボットでの住まい探しでは、条件や希望の同じ質問に、何度も回答する必要があったという。

　今回のAIホームズくんは、「住まいのカルテ」によって、条件だけでなく細かなこだわりや好みまでも記録しておくことができ、無駄な聞き直しを避けてスムーズな住まい探しを実現する。

　LIFULLは、AIホームズくんを活用することで、新生活シーズンに向けて増加する初めての部屋探しがスムーズになるほか、コロナ禍で外出を控えている、あるいは健康上の問題で外出が困難なユーザーの「住まい探しの相談に乗ってほしい」という要望にも応えることができるとしている。