ドコモ、XRコンテンツを簡単に作って現実空間に投影できる法人向けソリューション

　NTTドコモは1月31日、現実空間に投影するXRコンテンツを簡単に編集でき、ワンクリックで投影できる「DataMesh Director」の販売を法人向けに開始した。

3D CADデータなどから、XRコンテンツを簡単に作成できる

　DataMesh Directorは、PowerPointを編集する要領でXRコンテンツを簡単に編集でき、ワンクリックで投影まで完了するソリューション。3D CADや画像、動画などのデータアップロード、データ、アカウントの管理、XRコンテンツの作成、タブレットやスマートグラスなどの対応機器での再生がワンストップで完結する。NTTドコモから販売することで、5Gと組み合わせての提供も可能という。

　従来、XRコンテンツの導入には、高度なプログラミング技術を採用することによるコストの増加や、実装期間の長期化などの懸念があったという。DataMesh Directorでは、ユーザー自身がプログラミングの知識なしにXRコンテンツを簡単に作成できることなどから、手軽にXRを導入できるとしている。

　主に建設業の施工管理などでの導入を想定しており、設計図などの紙媒体で確認していた複雑な作業工程の効率化に寄与するという。導入した現場では、業務全体に要する時間を約6～7割短縮できた事例もあるという。