浜松市、市民参加型6次化実証プロジェクトを本格始動--IoTで連携するキッチンカーが出店

 浜松市は12月8日、「キッチンカーを活用した市民参加型6次化実証プロジェクト」が本格始動すると発表した。12月11日と12日、IoTで連携するキッチンカーが浜松市内2カ所に同時出店する。

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 浜松市は、「デジタル・スマートシティ浜松」の実現に向けた取り組みの一環として、データ連携基盤を活用した実証プロジェクトを全国から公募する「Hamamatsu ORI-Project」を実施。協力スポンサーとともに、採択したプロジェクトを総合的、多角的に支援している。

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 12月から本格始動する6次化実証プロジェクトは、5~7月に募集した「Hamamatsu ORI-Project #2」で採択した、7件のプロジェクトの一つ。

 静岡県浜松市を本拠地とする​Yui supportが提案者で、(1)一次産業の関係人口が増加する仕組みづくりによる地産地消の促進、(2)地元農産物の販売場所のリアルタイムの見える化による食品ロス削減や、農作物の魅力向上の効果検証、(3)農業生産者と消費者を結びつけるインフラとしてのキッチンカーの機能検証、の三つが目的になるという。

 実施期間は12月11日から2022年2月下旬で、Yui supportとHappiness Kitchen Loco Pelliが、浜松市内各地からキッチンカーで地元農産物や、農産物を利用した食品を提供する。

 また、キッチンカーにIoT連携する仕組みを構築。ウェブサイトの地図にキッチンカーの出店箇所、営業時間、メニューなどの情報をリアルタイムで表示するという。

 直近では12月11日と12日、「浜名湖ぬくもりの森」と「中条アヴェニュー」の2カ所で同時出店。浜名湖ぬくもりの森では、キッチンカーの出店とあわせて、浜松産の地産地消オリジナルブランド苺「結苺」のいちご農園やみかん農園と連携し、リモート農業体験の機能検証も実施する予定だ。

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 プロジェクトで使用する機材や車両は、Hamamatsu ORI-Project協力スポンサーのドコモCS東海やトレードトラストが提供。なお、キッチンカーは先行キャンペーンとして10月にも出店したという。

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