帝国ホテル東京は12月6日、2月に開始したホテルに住まう「サービスアパートメント」を、タワー館の全客室に拡張して販売を開始すると発表した。12月27日に予約を開始し、入居可能期間は2022年2月12日より2023年3月31日までとなる。
サービスアパートメントは、専属サービスアテンダントによるサービスをベースに、食事や洗濯などはサブスクリプション方式で提供し、都心のホテルでの住まい方を提案する事業として2月に発表、3月より入居受付を開始した。販売初日に33フロア99室が即日完売し、5月下旬には2フロア66室を追加して継続販売をしている。
現在も高水準の稼働を維持していることを受け、タワー館の全客室をサービスアパートメントとして拡張することを決定。今回、既存の5フロア165室に加え、7フロアを増床して184室を追加し、タワー館の全客室フロアにあたる20階から31階の12フロア349室が、サービスアパートメント対象となる。
拡張販売にあたり、フロアを「レギュラーフロア」「ハイフロア」「ペントハウスフロア」「レジデンシャルフロア」の4つのカテゴリに区分。部屋タイプに関しては、従来の「スタジオ(約30平方メートル)」「プレミアスタジオ(49.9平方メートル)」「コネクティングスタジオ(34.0平方メートル+35.6平方メートル)」に加え、72.4~105平方メートルのスイートタイプを計18室追加した。
レギュラーフロアのスタジオタイプの場合、30泊36万円、5泊15万円、追加1泊につき3万円で利用できる。料金はサービス料、税込みの設定。
20階を除く各フロアには、洗濯乾燥機、電子レンジなどを共同利用できる「コミュニティルーム」を引き続き設置し、朝食用のパンを無料で提供する。さらに、「ペントハウスフロア」と「ハイフロア」には、コーヒーマシンと製氷機を新たに導入した。
サブスクリプション方式による入居者専用の食事メニューのルームサービスと、ランドリーサービスも引き続きオプションで提供。ランドリーサービスに関しては、衣類の取り扱い内容に合わせた3プランを拡充した。
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