まもなくやってくる2021年のホリデーシーズンは、サプライチェーンのボトルネックや配送サービスの需要の高まりで物流が混乱すると予想されている。配送大手United Parcel Service of America(UPS)とWaymoもこのことを認識している。Waymoは米国時間11月17日、この期間にUPSを支援すると発表した。自動運転トラックによる輸送サービス「Waymo Via」が、UPSの配送業務を試験的に支援する。
Waymoは今回の提携拡大について、これまでに成功してきたUPSとの強力なパートナーシップに続く「ごく自然な次の段階」だとしている。この新たな取り組みでは、米国でクラス8に分類される大型トラックに第5世代の「Waymo Driver」自動運転システムを搭載し、試験的に配送を行う。
この試験配送は、全米規模のプログラムではなくテキサスで実施される。Waymoの自動運転トラックは、テキサス州のダラス・フォートワースとヒューストン市の施設間で荷物を運ぶ。そこから、UPSは航空輸送の荷物を積み、最終目的地まで運ぶことになるようだ。Waymoは、自動運転技術が安全性と効率を高める上でどう役立てるかということについて知見を得て、自律システムのパフォーマンスを評価し、今後の規模拡大に向け、このユースケースで自律運用を改善する手段を把握したいとしている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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