再生可能エネルギー電力サービス「みんな電力」を手がけるUPDATERは10月29日、TBSイノベーション・パートナーズ2号投資事業組合、TIS、ヒューリック、プロトベンチャーズ2号投資事業有限責任組合、SuMi TRUSTイノベーションファンド、みずほ成長支援第4号投資事業有限責任組合、W ventures、進和テック、日本政策金融公庫から、第三者割当増資などにより、新たに総額10.7億円の資金調達を実施したと発表した。
今回の調達で、2020年10月のプレシリーズCラウンドと2021年5月のシリーズCラウンド ファーストクローズとあわせ、シリーズCラウンドで総額37.2億円の資金調達を完了したことになる。
同社は10月にみんな電力からUPDATERに社名を変更。創業から再生可能エネルギー事業に注力しており、2016年の電力自由化以降は小売電気事業者として、発電事業者の情報を開示した「顔の見える電力」サービスを提供している。昨今では、IoT機器を用いて空気質をデータ化し、改善策を提案する「みんなエアー」も法人向けに提供している。
今回の調達資金は、独自のブロックチェーン技術を活用したトレーサビリティシステム「ENECTION2020」の書き込み機能の高速化、低コスト化、各事業への最適化、「みんなエアー」のサービス開発、SDGsの達成など社会課題解決に向けた新規事業創出、人材採用の強化に充当するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス