日本学生esports協会(Gameic)は9月24日、ひきこもり相談でコミュニケーションツールとしてeスポーツを活用する取り組みで、大阪府東大阪市と連携協定を提携したと発表した。
協定では、eスポーツを通じたひきこもり当事者へのコミュニケーション支援や、eスポーツに対する正しい理解の普及、eスポーツを通じて社会での居場所やひきこもり脱却へのきっかけ作りなどで連携することを盛り込んだ。
東大阪市では2020年10月に「ひきこもり相談窓口」を一元化しひきこもりの支援を行なっていたが、若年層を中心にひきこもり当事者へのアプローチが難しいという課題があったといい、窓口へ問い合わせをするのは両親などからというケースが大多数を占めていたという。
支援では当事者との対話が重要な要素であり、両親とのコミュニケーションも取っていないケースも多く、どのように当事者と対話するかが課題となっていた。
支援は東大阪市とGameicが共同で行ない、当事者と年齢などが近いGameicに所属する大会出場者などのハイアマチュアプレイヤーなどが中心となって支援をする予定。ゲームタイトルなどは当事者の希望にあわせるという。支援費用は無料。
今回、本人とのコミュニケーションツールの1つとして「eスポーツ」が選ばれたことについて、Gameic代表理事の前川友吾氏は「10代や20代の若年層のひきこもりはゲームをやっていることが非常に多く、eスポーツへの親しみがある」と話した。
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