ドローンによる配送サービスを手がけるWingは米国時間8月25日、数日のうちに顧客への商品配達が10万件を超える見通しだとブログで発表した。WingはAlphabetの子会社で、ドローンを利用した商品配達の技術を開発している。
Wingがこれまでに手がけた配達のうち、オーストラリアのローガンシティでこの8カ月間に行われたものが半数を超える。ローガンシティでサービスの提供が始まったのは2年前だ。
同社によると、ローガンシティではこの1年にコーヒー1万杯、子ども用スナックパック1700個、ローストチキン1200個、巻きずし2700本、パン1000斤などを配達したという。
8月第1週には、ローガンシティに住む顧客から4500件の注文を受けており、これは営業時間中の30秒に1回注文があったことになるという。ローガンシティの住民はその週、新型コロナウイルスの感染拡大によりロックダウン中だった。
Wingのドローンは航続距離が6マイル(約9.7km)で、配達を開始したら6分以内に最大1.2kgの荷物を届けられるという。
Wingのドローンによる配達サービスは現在、ローガンシティのほか、フィンランドのヘルシンキ、米国のクリスチャンズバーグでも利用できる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス