ソーシャルメディアサービスのPinterestが、新たな検索機能を発表した。新機能では、インクルージョン(包摂的な文化)を念頭に置き、よりきめ細かい検索結果をユーザーに提供することを目指している。Pinterestは米国時間8月18日、ビューティーおよびヘアスタイルの検索結果にインクルーシブな考えを取り入れた、「これまでにない」ヘアスタイルのパターン検索を立ち上げた。
今後数週間のうちに、ユーザーはヘアスタイルについて、まずは「夏のヘアスタイル」など全体的なイメージを示す言葉を入力し、その後特定のヘアスタイルのパターンに基づいて検索結果を絞り込んでいくことで、「自分のスタイルと好みに最も近いインスピレーション」を見つけられるようになると、Pinterestはブログで説明した。
この機能は「コンピュータービジョンによる物体検出」を活用し、「プロテクティブ」(アフリカ系の人に多い編み込みやドレッドなどの髪型の総称)、「スパイラル」、「カーリー」、「ウェーブ」、「ストレート」、「スキンヘッド」という6つのパターンで検索結果を絞り込むことができる。Pinterestによると、同プラットフォームに掲載された5億件を超える画像からヘアスタイルのパターンを検出したという。
Pinterestはまた、同サイトでは過去1カ月のヘアスタイル検索が1億2000万件を超え、ヘアスタイル関連のピンが50億件を上回っているとした。Pinterestはヘアスタイル検索の新機能を追加する以前にも、2018年には幅広い肌の色から検索結果を選ぶ機能を公開した。また2021年7月初めには「ありのままの体を受け入れる」考え方を奨励するとして、美容に関する新しいポリシーを打ち出した。これにより、減量に関わる広告や製品、画像の掲載を全面的に禁止したほか、特定の体形を理想化する画像や減量法に関する投稿も禁止した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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