Googleは、位置情報データなどを提供するSafeGraphを「排除」する対策を講じたという。SafeGraphは「Android」ユーザーの位置データを事実上誰にでも販売していた。Motherboardが米国時間8月12日に報じた。「排除」とは、SafeGraphと連携するすべてのアプリが、位置情報を収集する問題のコードをアプリから削除しなければならないことを意味する。
Motherboardによると、SafeGraphは、ソフトウェア開発者が同社のコードをアプリに組み込むよう促すことで、一部の位置データを収集し、顧客に販売した。SafeGraphのユーザーには、米疾病予防管理センター(CDC)が含まれていた。CDCは、新型コロナウイルスのパンデミック対策の一環でデータを収集していたという。
Googleは、SafeGraphのコードを含むアプリの開発者に対し、7日間を与えるとの警告を6月に送ったとMotherboardに述べている。開発者はアプリからSafeGraphのソフトウェア開発キット(SDK)を削除するよう求められた。削除しない場合、「Google Play」ストアからの削除などの処分が下される可能性があるという。
米CNETはSafeGraphとCDCにコメントを求めたが、回答は得られていない。
ユーザーデータの利用をめぐり、米議員らは大手テクノロジー企業を批判している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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