Pinterestは米国時間7月1日、「ボディーニュートラリティー」(容姿ではなく体の機能に注目すべきだという考え方)を奨励する取り組みの一環として、減量に関する広告をすべて禁止すると発表した。
減量に関する文言や画像、利用者の言葉、着用または肌への塗布による減量効果を主張する製品を掲載した広告を禁止する。BMIや、特定の体形を理想化したり中傷したりする画像や文言が入った広告も投稿できなくなる。Pinterestはすでに、広告ポリシーでやせ薬、減量のビフォー・アフター画像、減量法、他人の体形をけなす行為、非現実的な美容効果を禁止しているが、新たなルールによって禁止の対象が広がる。
減量がテーマでなければ、健康的なライフスタイルや習慣、フィットネスのサービスや製品についての広告は認められるという。
同社によると、夏が始まり、新型コロナウイルスのパンデミックが収束しつつある中、人々はボディーイメージとメンタルヘルスの問題に直面している。新ルールを策定するにあたり、同社は全米摂食障害協会(NEDA)と協力した。NEDAによると、パンデミックの発生後、若年層の間で不健康な食事習慣と摂食障害が急増したという。
他のSNSも減量に関する広告を制限しているが、Pinterestによると、主要プラットフォームの中で関連広告を全面禁止しているのは同社だけだという。Facebookの広告ポリシーでは、「ネガティブな自己評価を含意または喚起することでダイエットその他の健康関連商品を宣伝するコンテンツを含む広告」を禁止している。例えば、全体像またはズームされていない姿を含む画像は許されるが、ズームされた腹部など体の一部に焦点を当てた画像は許可されない。
Pinterestは各SNSが自社にならい、ルールを厳格化する必要があるとした。「当社は同業他社に同様の対策をとること、そして理想的な体型などといったものは存在しないと示すことを推奨する」と同社はプレスリリースで述べた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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