オンラインマーケットプレイスのEtsyは米国時間6月2日、英国の古着売買アプリ運営企業Depopを16億2500万ドル(約1780億円)で買収すると発表した。比較的若い購買層の顧客ベース拡大を目指す。Depopは10代半ばから20代初めの若者に特に人気がある。DepopもEtsyに似た、両面市場の仲介を担うモデルを採用しているが、Etsyで主にやりとりされるのはハンドメイドの商品だ。
Depopはアクティブユーザーの約90%が26歳未満であり、台頭するこの世代の購買力を収益につなげることが、Etsy側の買収の狙いとみられる。Depopは10年前からサービスを展開しているものの、2020年には流通取引総額(GMV)と売上高の両方が前年比で100%以上増加するなど、成長が加速していた。
現在、古着の売買市場をけん引しているのは比較的若い世代の消費者だ。Depopが米国のZ世代の消費者がよく訪れるショッピングサイトのランキングで10位に入っている背景にも、こうした若い世代の支持がある。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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