映画の中で俳優が着ている服や、競技場で著名アスリートが履いているシューズを欲しくなったり、自宅の仕事部屋にぴったりの柄の壁紙を出先で目にしたりすることは、誰にでもあるだろう。しかし、ブランドや購入できる場所を調べるのは少々面倒なので、すぐに忘れてしまう。
Googleは消費者にそうした商品を買い求めてほしいと考えている。同社は「Googleレンズ」と人工知能(AI)を通じてこれを実現できるよう取り組んでいると、Googleのコマースおよび決済担当プレジデントであるBill Ready氏は米国時間5月18日、開発者会議「Google I/O 2021」で述べた。
商品の写真やスクリーンショットを撮影すると、「Googleフォト」のメッセージが表示され、Googleレンズを利用して商品を検索するよう提案される。実質的には、Googleフォトからすぐに商品を特定して購入できることになる。
同社によると、ユーザーがGoogleを利用して買い物をする件数は毎日10億件を超えるという。Ready氏はまた、AIを活用してそうした体験を強化する「Shopping Graph」の詳細も明らかにした。
Googleはまた、Eコマースプラットフォームを手がけるShopifyとの提携を拡大することも明らかにした。Shopifyを利用する170万のオンラインショップの商品が、Google検索で見つかりやすくなるよう取り組むという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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