「Google TV」や「Android TV」を搭載するデバイスのユーザーは、テレビのリモコンが見当たらない時などに、スマートフォンをリモコン代わりに使えるようになる。
「Android」スマートフォンに近く組み込まれる新機能は、Google TVやAndroid TVを搭載するスマートテレビやストリーミングサービス対応機器を遠隔操作できるようにするものだ。スマートフォンでテレビの電源を入れたり切ったり、テレビの設定メニューなどを操作したりできるようになり、ユーザー名やパスワードの入力、キーワード検索なども、スマホ画面のキーボードで一層簡単に実行できる。
Googleによると、この機能は同社のスマートテレビ用OSであるAndroid TVやGoogle TVを搭載する8000万台以上のデバイスで使用できるという。米国では、「Chromecast with Google TV」や「Nvidia Shield TV」といったストリーミング機器のほか、ソニー、TCL、ハイセンス製のスマートテレビも含まれる。
Androidにリモコン機能が標準搭載されるのは初めてだが、スマートフォンでテレビを操作すること自体は新しいものではない。例を挙げると、Googleは以前から「Android TV Remote Control」アプリで同様の機能を提供しており、Roku、サムスン、LGなども自社製アプリを介してリモコン機能を実現している。
テレビのリモコン機能を含むAndroidのアップデートは、2021年中にAndroidデバイスへ順次提供される予定だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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