サムスン電子は、2030年までにロジックチップ事業への投資を計171兆ウォン(約16兆6000億円)まで増やすと発表した。
2019年に発表していた133兆ウォン(約12兆9000億円)からの増額となる。
サムスン電子によると、当初の投資額に38兆ウォン(約3兆7000億円)を上乗せするのは、先端研究の加速と製造施設の拡大のためだという。
同社はシステムLSI部門でロジックチップを設計し、ファウンドリー部門でチップを受託生産している。
投資の上積みにより、ファウンドリー部門の拡大が「人工知能(AI)や5G、自動運転などの次世代技術に基づく新産業全体の促進に役立つ」としている。
同社はさらに、韓国の平沢市にある工場で新しい製造ラインの建設を開始したと発表した。2022年下半期に完成する見込みだという。
この製造ラインでは、極端紫外線(EUV)リソグラフィー技術を利用して14ナノメートルDRMと5ナノメートルロジック半導体を製造するという。
副会長兼チップ事業責任者の金奇南(キム・ギナム)氏は、次のように述べた。「半導体業界全体が重大な分岐点を迎えており、今は、長期的な戦略と投資の計画を立てるべき時だ」
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス