三菱地所とぴあは5月13日、ライブ、コンテンツ力の強化を目的に、業務、資本提携について基本合意した。提携業務を推進するため、2021年度内をめどに、両社合弁による新会社の設立を予定している。
資本提携は、ぴあが第三者割当増資により新株68万200 株を発行し、三菱地所はその全株を引き受ける形で資本参加する。増資実施後の三菱地所のぴあ株式所有割合は、4.4%となる。
両社は、2020年に開業した「ぴあアリーナ MM」で協業を開始し、ライブ、エンタテイメントと街づくりの一体化を進めてきた中で、人々の生活向上にライブ、エンタテインメント産業が不可欠との共通認識から、相互の企業価値向上をさらに進めるため、今回の業務・資本提携に至ったとしている。
業務提携により、両社が保有、運営するアリーナ、ホール等のライブ、コンテンツ施設について、ノウハウを相互に提供し、集客力と施設のブランド力を向上させ、収益力の高い施設経営を目指す。
また、イベントを共同で企画し、誘致あるいは自主興行(主催)機能を強化するとともに、ぴあが強みとしてきた音楽、映画、スポーツ等の領域に加え、ビジネスとエンタテインメントが融合した領域も展開。オンラインを活用したイベントも強化する。
三菱地所は、同社の強みである「街のブランド化」「エリアマネジメント」と、ライブ、コンテンツの魅力を融合し、エリアにある他の施設ともつなげることで、街全体の回遊効果や商業施設等の活性化、街のイメージアップを図る。
さらに、両社の提携により、新たなライブ、コンテンツ施設の運営獲得、自治体等によるライブ・コンテンツ事業を活用した街づくりへの参画等、新たな事業機会の獲得機能を強化するとしている。
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