長く続く新型コロナウイルスの感染拡大によって、飲食店や小売店などが営業時間の短縮などを余儀なくされ、店舗はもちろんのこと影響を受けている生産者は後をたたない。
そうした中で、生産者が消費者に直接販売できるサイトが活発化している。新鮮なものが届くことに加え、サイトによっては生産者と直接コミュニケーションも可能で、使用している肥料や食べ方などを尋ねたり、おいしかったことを伝えたりできる。
生産者が消費者の自宅へ商品を直送することを特徴とする生産者特化型のECサイトを集めた。自宅で各地の美味しいものをいただくことで、気分転換にもなり、生産者らを応援することにもつながるきっかけになれば幸いだ。
食べチョクは、環境に配慮し持続可能な一次産業に向けて活動する生産者の商品を集めた「SDGs特集」、旅行気分で取り寄せる「地域の名産品」などこまめに多くの特集を組み、さまざまな生産者をクローズアップしている。生産者とユーザーのコミュニケーションも可能。
「ポケットマルシェ」ポケットマルシェ(ポケマル)は、農家・漁師さんが旬の食材を出品・販売するオンラインマルシェ。生産者と会話しながら、直売所感覚で買い物を楽しめるのが特徴のひとつ。「#新型コロナで困っています」「#フードレスキュー特集」といったタグによって、困っている生産者を絞り込み支援できる。
「産直アウル」レッドホースコーポレーションが運営する農畜水産物の産直サービス。ふるさと納税事業から地方創生に力をいれており、自治体や事業者との直接取引の実績を生かした品揃え。生産者とユーザーのコミュニケーションも可能。
「BASE」(フードカテゴリ)簡単に作成できるネットショップ作成サービスと、開設されたショップの商品が購入できるショッピングアプリを提供するEコマースプラットフォーム「BASE」。商品が売れるまでは無料という手軽さから、急成長。小規模な加盟店が多く出展しており、利用者は幅広いジャンルの商品を購入できる。アプリから利用すると探しやすい。アプリはAndroid版/iOS版がある。
「サカマ」サカマは、魚に特化した産直の魚屋だ。産地から直接購入者に届けることで、水揚げが安定しないため美味しいが一般にはあまり出回らないような魚を購入することもできる。自分で魚をさばける魚好きにはうってつけ。全国の産地の水揚げ情報は、アプリで配信。Android版/iOS版がある。
「WakeAi(ワケアイ)」コロナ禍に直面する生産者・事業者のフードロス、食品ロス削減を促進し、SDGsの実現を目指す社会貢献型通販モールWakeAi。36万人のユーザーコミュニティ「Facebookコロナ支援・訳あり商品情報グループ」と「Wakeari(ワケアリ)」が統合したサービス。商品を通常よりもお求めやすい価格で「買って応援、食べて応援」することで、フードロスや食品ロスの削減を目的としている。
「JAタウン」全農が運営する産地直送通販サイト。新型コロナウイルスで影響を受けた食材販売を支援する「ニッポンの農家応援プロジェクト」や売れ残りが発生した時に発送する「フードロス削減企画」などのコーナーもある。
「ふるさと産直村」ご当地グルメを産地直送で届けるお取り寄せ通販サイト。ふぐやかに、鍋セットやフルーツ、たまごなどが中心。直接販売するノウハウを持たない生産者にもふるさと産直村が業務を代行することで、スーパやデパートなどの店頭で取り扱っていないような食品や食材を集めているという。
「シェアベースマッチング」全国の主催者が提供するさまざまな「体験プラン・イベント(コト)」「商品(モノ)」の予約や買い物ができる。定番のものから地域特有のもの、伝統的な技術や体験まで、地域に埋れていたコト・モノを幅広く掲載。「お取り寄せ商品」のコーナーから米やフルーツなどの食品を選べる。
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