New Innovationsは4月27日、JR東日本クロスステーションデベロップメントカンパニーと協業し、AIカフェロボット「root C」をJR東日本 新橋駅北改札外に期間限定で設置した。
鉄道利用者の利便性を向上させるため、1杯あたりの抽出時間を短縮したroot Cの駅構内モデルの運用開始は、同件が初めてになるという。
root Cは、専用アプリから注文すると、指定時刻にスペシャルティコーヒーをロッカーから受け取れるサービス。コーヒー需要を事前に予測して抽出を開始するので、利用者はroot Cの前で待つことなく、上質なコーヒーを受け取れるという。
単品購入では1杯450円だが、サブスクリプション(月額定額制)プランも用意しており、月8杯までの「Limited Plan」(月額1980円)と、杯数無制限の「Unlimited Plan」(月額7980円)が選択できる。
同社によると、実証実験を通して消費行動のデータ取得とユーザー体験の検証を行い、実際に専用アプリの開発や需要予測AIの精度向上などを実施してきたという。事業検証が完了し、4月にAIカフェロボットroot Cを正式リリースした。
なお、2021年は多くの企業との連携を控えており、root Cステーションの拡大とともに、サービス改善に向けた研究開発や実装を進めていくとしている。
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