「iPhone 13」の発表も、それほど遠いことではないだろう。9月には、Appleから新しいiPhoneが4モデル登場すると見込まれている。iPhone 13を筆頭に、「iPhone 13 mini」「iPhone 13 Pro」「iPhone 13 Pro Max」だ(名前は変わるかもしれないが)。
これまでに聞こえてきているうわさやリーク情報によると、デザイン上の大きな変更はなく、モデル展開、サイズ、価格とも「iPhone 12」とほぼ同じになる可能性が高い。ただし、iPhone 13が大幅に使いやすくなるかもしれない、注目すべき変更やアップグレードもある。これまでに伝えられた点をまとめてみた。
うわさされているiPhone 13のサイズは次のとおりだ。
Appleは、2017年の「iPhone X」以来、iPhoneの全モデルでディスプレイにノッチを付けている。その部分に前面カメラが内蔵されているからだ。アナリストのMing-Chi Kuo氏は3月、iPhone 13ではこのノッチ部分が前モデルまでよりも小さくなると予測した。
ヘッドホンジャックは、iPhoneではもう過去のものとなったが、2020年に「MagSafe」システムのアクセサリーが増えたことから、次期iPhoneでは一切ポートがなくなるという予想もある。一方、iPhone 13でも引き続き「Lightning」ポートが採用されるというのがKuo氏の予想だ。
Kuo氏は3月、iPhone 13 Proの2モデルがディスプレイにLTPO(低温多結晶酸化物)技術を採用し、120Hzのリフレッシュレートを実現するという予測も立てている。この点は以前のうわさにもあったとおりだ。スマートフォン画面について言うHz数は、1秒あたりのフレーム数を表す。アプリやウェブページをスクロールするとき、画面がどのくらい高速でスムーズか、その体感に直結する。対応するゲームがどこまで滑らかに感じるかも、Hz数が影響してくる。
120Hzのリフレッシュレートは、iPhone 12で実現すると期待する向きも実は多かった。サムスンの「Galaxy S21」やOnePlusの「OnePlus 8 Pro」など一部のハイエンドスマートフォンでは既に採用されているからだ。iPhone 12 Proで120Hzが実装されなかったのは、バッテリー持続時間が原因だと、リーク情報の発信で知られるテクノロジーアナリストのJon Prosser氏はTwitterで主張していた。5Gを使用すると、それだけでバッテリー消費が増えるからだという。だが、iPhone 13ではこの点が問題になる可能性は低そうだ。
Kuo氏によると、iPhone 13では4モデルとも、iPhone 12の各モデルよりバッテリー容量が大きくなるという。そうなると、120Hz画面の対応も裏付けられる。
iPhone 13で予想されるカラーについては、それほどリーク情報は流れていない。iPhone 12は、ブルー、グリーン、(PRODUCT)RED、ホワイト、ブラックの5色だった。Appleは新モデルで1色だけ入れ替えるのが定番だが、この点について確実なことはまだ分からない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」