WealthParkは3月22日、JICベンチャー・グロース・インベストメンツを引受先とする25億円の資金調達を完了したと発表した。今回の資金調達により、累計調達額は計43億9800万円となる。
WealthParkは、不動産管理会社向け業務効率化・管理支援ツール「WealthPark Business」を提供し、エンジニアの採用強化、利用促進に向けたカスタマーサクセスチームの拡充、顧客接点の強化に向けた営業体制の整備、および電子契約機能やAIの活用による物件価格・家賃の査定機能等の追加サービスの充実を行ってきた。
WealthParkビジネスを利用する不動産管理会社は約80社に達し、不動産投資、管理をアプリで完結している不動産投資家数も1万7000人を超える中、不動産管理会社へのさらなる利便性の提供に向け、今回の資金調達の実施に至ったとしている。
WealthParkによると、賃貸管理に関連する各種法律の整備や拡充、相続を伴う資産承継による不動産投資家の属性の変化に加え、他業界の急速な各種オペレーションと顧客接点のデジタル化などにより、デジタルを前提とした不動産投資家層の増加が、不動産管理会社に大きな変革を促す状況にあるという。
今回、資金調達を通じた新たなチャレンジとして、不動産管理会社向け小口化事業のDXプラットフォーム「WealthPark Alternative」の提供を開始する予定だ。
引受先のJICベンチャー・グロース・インベストメンツは、WealthParkへの投資について、DXを通じた不動産情報の可視化により不動産流通が促進することで、不動産が根ざす地域社会の活性化に貢献できると確信し、投資を決定したとしている。
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