Amazonは米国時間2月11日、同社のプラットフォームを利用し、イタリアの高級ブランドSalvatore Ferragamoのベルトの偽造品を販売しようとしたとして、主に中国を拠点とする個人や団体を相手取って2件の訴訟を起こした。Ferragamoもこの訴訟に加わっている。
今回の偽造品商法では、Amazonのプラットフォームでサードパーティーのセラーアカウントが作成され、ベルトの偽造品が出品されていたようだ。セラーらは商品説明にFerragamoブランドを示すような言葉を使わず、「男性用の快適な革製ファッションベルト」などとし、Amazonの自動偽造検出処理を回避できた可能性があるという。写真にはFerragamoの商標を使用したデザインのベルトが写っていたとみられる。
偽造組織を相手取った訴訟はここ1年で複数起こされている。今回の訴訟では、被告が二度とAmazonで商品を販売しないよう命じることを裁判所に求めているとみられる。また、被告が偽造品の販売で得た売り上げと裁判費用をFerragamoに支払うことも要求している。新規アカウントを作成し、偽造品を販売しようとするセラーは後を絶たない。Amazonは、サードパーティーのセラーによる違法品の販売に対して、消費者保護法に基づく責任を負っていない。
Amazonのカスタマートラストおよびパートナーサポート担当バイスプレジデントDharmesh Mehta氏は声明で、「われわれは当社のストアで偽造品を許可していない。私たちは当社の事前的な保護対策を回避しようとする悪人に責任を課すために積極的な措置を取ることを明確にしてきた」とし、同社の偽造品犯罪対策部門を通じて、ブランドと連携し、「小規模なファミリービジネスからFortune 500企業までの、知的財産を保護するために戦い続ける」とコメントした。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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