マクアケ、クラファン大手の米Indiegogoと提携--日本・欧米への進出を相互にサポート

 クラウドファンディングサービス「Makuake」を運営するマクアケは1月20日、「Indiegogo」を運営する米Indiegogoと業務提携し、日本企業および、欧米企業がそれぞれの地域に進出する際の相互サポートを開始すると発表した。

 今回の業務提携では、欧米でのビジネス展開を希望するMakuakeのプロジェクト実行者にIndiegogoを紹介。Indiegogoでのテストマーケティングを通して欧米市場での実績をつくることで、認知度向上や一般販売後の販路拡大が期待できるとしている。一方で、Indiegogoで成功した事業者をMakuakeに紹介し、日本市場参入をサポートする。

 同社では、海外進出を希望するプロジェクトも増えていることから、2018年には韓国のクラウドファンディングサービス「Wadiz」、2019年には中国のアリババグループAlifishが運営する「造点新貨」や台湾を拠点とするECプラットフォーム「citiesocial」、ECサイト「uDesign」などの海外企業と業務提携し、相互紹介を実施している。

 Makuakeには海外企業の日本市場進出をサポートする専門チームがあり、海外のプロジェクト実行者に対し日本国内での最適なPRやマーケティングの手法などを、これまでのプロジェクト実績やキュレーターの知見をもとにアドバイスしている。今回の提携では、Makuake利用企業の海外進出支援のため、2020年末よりIndiegogoと連携している「JETRO(日本貿易振興機構)」も共同でサポートに入るという。

 同社では、「グローバル市場への参入を希望する企業をサポートし、日本と欧米の異なる市場間でもスムーズに新しいものが生まれ、広がるように両社でサポートしたい」という両社の考えが一致し、業務提携にいたったとしている。

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