NECパーソナルコンピュータ(NECPC)は、在宅ワークの機会が増えているライフスタイルの変化を考慮した個人向けPC春モデルを発表した。全6シリーズ33モデルを刷新し、1月21日より順次出荷予定だ。
今回の春モデルでは、在宅ワークを基本としながらも週に1〜2回程度の外出ワークをするユーザーを想定した14型画面のモバイル「LAVIE N14」(市場想定価格:税別13万9800円~)シリーズを商品化。
また、家族の在宅時間が多くなったことから、家庭内での2台目需要として11型のAndroidタブレット「LAVIE T11」(市場想定価格:税別14万4800円~)シリーズを追加した。
LAVIE T11シリーズは、オンライン動画やゲームの娯楽、オンライン会議などに最適な、高性能・大画面を特徴とするAndroidタブレット。キーボードやペンのオプションも用意し、書類作成なども行える。
ディスプレイは、解像度2560×1600dpiの有機ELディスプレイ(T1195/BAS)。高性能なQualcomm Snapdragon 730Gプロセッサー(T1195/BAS)を採用し、Dolby Atmos対応のJBL製4スピーカー(T1195/BAS)を搭載した。
この他、Windowsライクなマルチウインドウになるプロダクティビティモード(T1195/BAS)を搭載。着脱式キーボードカバーやデジタルペン(別売)も用意する。
他にも、バッテリー駆動約24時間で本体重量約889g(PM550/BAシリーズ)のフラッグシップモバイル「LAVIE Pro Mobile」(市場想定価格:税別19万4800円~)や、学生向けキャンパスPC「LAVIE N12」(市場想定価格:税別19万4800円~)シリーズ、画面全体がスピーカーとなる「LAVIE A」のA2797/BAシリーズ(市場想定価格:税別24万9800円)、一体型デスクトップの「LAVIE A27、LAVIE A23」シリーズ、15インチ「LAVIE N15」シリーズ(市場想定価格:税別14万9800円~)の一部モデルに最新の第11世代インテルCoreプロセッサーを搭載する。
自宅とオフィス、学校の移動にPCを持ち運ぶ機会が増えたことにより、PCを紛失するリスクも高まっていることから、MAMORIOと共同開発した「MAMORIO PC」を一部のLAVIEに搭載した。対応となるのは、LAVIE Pro Mobile(2021年春モデル)とLAVIE N12シリーズ。
同機能は、スマートフォンと自身のPCが通信することでPCがスマートフォンの近くにあることを認識。PCとスマートフォンが一定距離以上離れると、スマートフォン上に通知が表示されるようになる。使用中だけでなく、PCの画面を閉じたスリープ(モダンスタンバイ)状態でも通信が継続されるのが特徴。
なお、消費電力の小さいBluetoothを用いたビーコンによって、PCのバッテリーにほとんど負荷をかけることなく、紛失した場合の位置情報を確認可能。これにより、万が一紛失した場合でも捜索が行える。購入後2年間の無償サービスで、3年目以降は有料でサービスの延長が可能だという。
さらに、在宅ワークにより機会の増えたオンライン会議を快適におこなうための強化も実施。ヤマハ製AudioEngineによる「ミーテイング機能」を強化し、会議参加者間の声の大きさなどを自動で調整可能となっている。
また、すべての2021年春モデルWindows PCには、これまでと同様に音声操作機能「LAVIE AIエージェント」を採用。LAVIE Pro Mobileでは、声紋認証機能を備えており、PCを閉じたスリープ状態(モダンスタンバイ)でPCに話しかけると、次の会議予定などを音声で応え、オンライン会議アプリを自動的に立ち上げるといったことにも対応する。
LAVIE N14シリーズは、在宅での利用に優れた15型の作業性と、12・13型のような持ち運びやすさのバランスをとった「ちょこっとモバイル」をコンセプトとしたシリーズ。
春モデル共通のオンライン会議機能の強化が行われているほか、オンライン会議のための高速なWi-Fi6、最新の第11世代インテルCoreプロセッサーを搭載した。
15型と同等の大型のキーボード(キーピッチ19.4mm)を採用し、12型と比べて約1.25倍の画面サイズによる高い作業性を確保している。
本体重量は約1.46Kg(N1435/BAシリーズ)、バッテリー駆動は約12時間とモバイル性が考慮され、LAVIEシリーズ共通のフラットでクリーンなデザインしている。
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