ドローンメーカーのDa-Jiang Innovations Science and Technology(DJI)は、世界各地でドローンを活用して人命救助された人の数が、同社の集計で500人になったと発表した。
DJIは、以前からドローンが人命救助に貢献した事例を集めている。500人目の事例は、ミズーリ州カス郡で10月11日、行方不明になっていた93歳女性を真っ暗な原野で救助したもの。地上の捜索では見つけられなかったのだが、ドローン「DJI Matrice 210」に搭載した熱線カメラ「XT2」であっさり発見できたそうだ。
このように、ドローンなら上空から行方不明者を捜せるし、熱線カメラなら暗闇でも人の存在を見落としにくい。また、救助隊の接近が困難な場所を捜索できるほか、遭難者へ食料や水を届けることも可能だ。
DJIは、これまで集めたドローンによる救助事例をウェブサイト「Drone Rescues Around the World」で公開中。同サイトでは、ドローンによる初めての救出とされる2013年の事例以降、29カ国で救助人数が500人、救助件数が296件になったとしている。
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