自動車IoTサービスを提供するスマートドライブは7月6日、マレーシアに現地法人「SmartDrive Sdn Bhd」を設立し、6月より現地において本格的に事業を開始したことを発表した。
同社では、2013年10月の創業時より海外展開を構想しており、2019年11月にマレーシアのセランゴール州にオフィスを開設し、事業開発を推進してきたという。そして今回、マレーシアに現地法人となるSmartDrive Sdn Bhdを設立し、海外展開を本格的に開始した。現地の日系企業や政府とも連携し、現地の事情やニーズを見極めながら事業の拡大を図る。
またすでに、安全運転を促進する「SmartDrive Cars」をはじめ、同社サービスの導入を進める企業も出てきているという。SmartDrive Carsは、安全運転することでポイントが付与され、クーポンと交換できるサービス。車での通勤時などに混雑していないルートを通るとポイント付与したり、安全運転でクーポンを付与したりすることで、交通量の分散や事故の削減などにも寄与することを目指している。
経済発展の目覚ましいマレーシア、そして東南アジアにおける移動に関する課題(交通事故や交通渋滞)は、大きな社会課題となっており、今後の経済成長を阻害する要因として問題視されていると同社は説明。マレーシアでの事業拡大を足がかりに、東南アジアに広がる社会課題の解決への一助となるべく、モビリティに関わるサービスの開発・提供に今後も努めるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」