ポケモンがバス停に隠れていたり、魔法使いが図書館の近くで戦っていたりと、ポケモンやハリーポッターを題材としたNianticの最初のいくつかの拡張現実(AR)スマートフォンゲームは、スマートフォンを利用して現実世界をゲームにマッピングするものだった。同社は次なるプロジェクトとして、ボードゲームやイマーシブ(没入型)シアターに着目している。
Nianticが新たに提携するのはPunchdrunk。同社は、イマーシブシアターでヒットした「Sleep No More」(2013年から上演されているが、ニューヨークでの上演は現在中断されている)のクリエイターだ。イマーシブシアター以外にも、サムスンが2016年のCannes Lions Festivalに出品したVR作品を制作している。同社の芸術監督であるFelix Barrett氏は、2019年秋に開催されたNianticの拡張現実シンポジウムに参加していた。
Nianticは、Punchdrunkとの提携によるゲーム制作のスケジュールについては公表していないが、Nianticの別の大型プロジェクトで、「カタンの開拓者たち」(Settlers of Catan)を世界に拡大したバージョンである「CATAN(カタン)」は、まもなくベータ版がリリースされる予定だ。「カタンの開拓者たち」は、古くから親しまれてきた受賞歴のあるクラシックボードゲームシリーズで、独自のマルチプレーヤーアプリも提供されているが、2019年に発表されたNiantic版は、実際の場所にゲームの場を拡大し、ARを駆使してあらゆるものを何らかの形で仮想的なボードゲームに転換するものになるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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