都市型スマートビル&レジデンス「東京ポートシティ竹芝」が竣工

 東急不動産と鹿島建設株は6月30日、共同で開発していた、「東京ポートシティ竹芝」のオフィスタワーが5月29日に、レジデンスタワーが6月30日に竣工したと発表した。

「東京ポートシティ竹芝」のオフィスタワー(左)とレジデンスタワー(右)
「東京ポートシティ竹芝」のオフィスタワー(左)とレジデンスタワー(右)

 東京ポートシティ竹芝では、最先端のテクノロジーを活用した都市型スマートシティの実現による、新たな国際ビジネス拠点の創出を目的とし、複合再開発が進められていた。

 オフィスタワーは、官民合築による店舗や展示室、ホール、スタジオなどを備えた、地上40階、地下2階の大規模複合施設。オフィスフロアは9階から39階で、商業エリア「竹芝グルメリウム」には、人とヒューマノイド ロボットが一緒に働く次世代型コンビニ「ローソン Model T 東京ポートシティ竹芝店」を始めとする21店舗が出店を予定し、9月14日に開業する。

 入居予定のソフトバンクと、都市型スマートビルの新しいモデルとなるスマートビルを構築。従来のビル設備に加え、センシングデバイスとエッジ解析により、データをプラットフォームに収集し、リアルタイムに処理・配信する。来館者は、店舗の混雑状況やトイレの空き情報、館外の天気や交通情報などを、ビル内サイネージやウェブサイト、メッセージなどの手段で入手可能だ。

 レジデンスタワーは、地上18階の計262戸で、スマートなライフスタイルをコンセプトに、「レジデンス」「シェアハウス」「サービスアパートメント」の3タイプの住戸で構成。賃貸管理および運営を、東急住宅リースが行う。

 入居者は顔認証とスマートロック機能により、エントランスからエレベーター、玄関まで、タッチレス での行き来が可能。住戸内の家電・給湯器操作や、ラウンジの混雑状況確認など、20種類以上のサービスを集約した入居者専用のアプリを用意した。

 建物内には、スマートミラー(デジタル掲示板)や、バーチャル・ウィンドウ(世界の風景配信)を導入。オンラインエクササイズが可能な「FITNESS ROOM」や、モノづくりが楽しめる「DIY LOUNGE」、在宅ワークをサポートする「WORK LOUNGE」など、入居者向けの共用施設やサービスを備えている。

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