Googleは米国時間6月29日、「Google検索」の結果にも、企業の商品リスティングを無料で掲載すると発表した。強力なライバルAmazonとの競争をさらに激化させる変更だ。
Googleはこれまで、特定の検索語に入札した広告主の商品リスティングをスポンサーリンクの枠に掲載していた。今後このような枠へのリスティング掲載は無料となり、有料広告はページ内の別の場所に表示される。
Googleは4月に、「Googleショッピング」タブに無料の商品リスティングを追加すると発表していた。今回の変更は、インターネット上でも特に価値の高い場所であるGoogleのメインの検索結果ページに無料のリスティングを直接表示するものだ。この変更はまず米国で適用され、その後他国にも拡大する予定だ。
新しいリスティング機能によって、GoogleはAmazonとさらに真っ向から対決することになる。両社は、スマートホーム技術を含めてすでに複数の分野で競合している。
加えて今回の変更は、Googleがショッピングへの注力を一層強化することも示している。同社は2019年、小売ハブであるGoogleショッピングの改良を発表した。アップデートされたサービスでは、商品を閲覧し、それを小売業者のウェブサイトから購入するか、近くの実店舗から購入するか、またはGoogleのサイトから直接購入するかを選択できるようになった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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