Waymoはこの2年間、自動運転車開発の最前線に立っており、同社のさまざまな試験プログラムがアリゾナ州などでかなりの見込みを示している。それらのプログラムでは、主にミニバン「Chrysler Pacifica」が使われ、「Jaguar I-PACE」モデルも数台使われてきたが、それが変わるかもしれない。
Volvo Car Group(傘下のPolestarとLynk & Coを含む)とWaymoは米国時間6月25日、配車サービスの顧客をターゲットにした新しい電気自動車(EV)プラットフォームで提携すると発表した。このプラットフォームの車両は、米自動車技術者協会(SAE)が定める基準でレベル4の自動運転を可能にする。つまり、ジオフェンス(仮想的な地理的境界線)が設定された区域、および特定の道路や天候、交通状況下では、ドライバーの関与を必要としない。
Volvo Car Groupの最高技術責任者(CTO)であるHenrik Green氏は発表の中で、「完全自律走行車は、路上での安全性をこれまでにないレベルにまで向上させ、人々の暮らしや仕事、移動のあり方に大変革をもたらす可能性を秘めている」として、「Waymoとの世界的な提携で、Volvo CarsとPolestar、Lynk & Coに新しい刺激的なビジネスチャンスが開かれる」と述べた。
また、Waymoで最高オートモーティブ責任者を務めるAdam Frost氏は、次のように述べた。「Volvo Car Groupとのこの重要な提携は、今後数年で『Waymo Driver』の世界展開を実現する道を切り開くのに役立ち、競争の激しい自動運転車業界における重要な節目となる」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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