WhatsAppの電子決済機能を停止するよう、ブラジル中央銀行が命じた。VISAとMastercardに対し、同アプリを介した決済と送金を停止するよう命じ、従わない場合は罰金を科すという。WhatsAppはこの機能を先週開始したばかりだ。
ブラジル中央銀行のウェブサイトに掲載された文の翻訳によると、同行はこの決定を、「相互運用性、スピード、安全性、透明性、オープン性を備えた安価な決済システムの機能を確保する、適切な競争環境を保つ」ためとしている。
同行は、今回の停止により、WhatsAppの電子決済機能が同国の決済システムを脅かすことがないか、また、必要な規則に準拠しているかを確認するための時間を確保できると述べた。
WhatsAppは先週、Facebookが2019年11月に発表したオンライン決済サービス「Facebook Pay」を通じて人々が安全かつ簡単に送金できるようにすることを目的に、ブラジルで電子決済機能の提供を開始していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」