GoPro、社内エンジニアが作った実験的な機能が使える「GoPro Labs」提供開始

 GoProは6月22日、社内でテストしている実験的な機能を提供するプラットフォーム「GoPro Labs」を「HERO8 Black」に提供開始したと発表した。

 
 

 GoPro Labsはカメラに未搭載の実験的な機能を提供するプラットフォーム。GoProのトップエンジニアたちが取り組んでいる新しい機能について体験できる機会と位置付けている。利用するには、「HERO8 Black」をGoPro Labsファームウェアに更新する必要がある。

 まずは、社内ハッカソンで生まれた未搭載の機能として「ReelSteady GO向けの最適化」と「カメラコントロール用のQRコード」の2つを公開。前者では、HERO8 Blackに搭載されているローリングシャッター補正を、ReelSteady GOの安定化機能にいっそう適したものに変更。これにより、撮影後の安定化処理でベストな結果が得られるという。

 後者は、HERO8 BlackをコントロールするためのQRコード方式を開発。同機能により、タイミングが重要で電力を要するようなコンテンツ作成に「HERO8 Black」が使用できるようになったという。具体的には、日単位もしくは、週単位のタイムラプスや、Wi-Fi接続の制約を受けないリモートコントロールを実現した。カメラをQRコードに向けるだけで、指定された機能が作動する。

 
 

 対応する機能例は以下の通り。

  • 起動タイマーを使用してリモートで撮影開始
  • お気に入りのモードをビジュアル プリセット/QR コードとして保存
  • 動きを検出して開始/停止 - 何かが起こっているときだけビデオを撮影
  • 速度を検出して開始/停止 - GPS で速度を割り出し、定義された速度に達したら自動で撮影開始
  • カメラのスクリプト - 建設現場のタイム ラプスを撮影するが、明るい時間帯だけ、など(他にも多彩で細かいカメラ コントロールが可能)
  • GoProを独自の情報でカスタマイズ
  • 長時間のビデオ撮影時にチャプターのボリュームを増やしてファイル数を削減(4GBチャプターを12GBに増やすなど)

 同社では、QRコードを利用した事例として「ロケットの打ち上げ × GoProカメラ」を撮影。打ち上げの映像では、起動タイマーを使用しており、それを有効化するためにGoPro LabsのQRコードカメラコントロール機能を使用している。

 
 

 いずれも、今後搭載されない可能性はあるとしているが、十分に使える機能になっているという。

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