日本マイクロソフトは6月17日、兵庫県教育委員会が1万6000台の「Surface Go 2」を県立学校の高校生向け学習者用端末として配備し、9月より利用開始すると発表した。「Office 365」のライセンスも全生徒分導入するという。
兵庫県教育委員会は、第3期「ひょうご教育創造プラン」にもとづく教育ICT環境の実現のため、全国の自治体に先駆けてSurface Go 2を高校生の学習者用端末として導入することを決定。端末配備と同時にOffice 365などのライセンスを全生徒に付与することで、Surface Go 2とOffice 365を組み合わせた高度な教育ICT環境の整備を目指す。
同社では、新型コロナウイルス感染症の影響で遠隔学習環境の整備が急務となっている現在の教育現場において、Microsoft TeamsとSurface Go 2の活用により、子供たちの学びを止めない環境が実現可能になるとしている。なお、自治体におけるSurface Go 2とOffice 365の組み合わせは、5月発表した東京都渋谷区に続くもので、導入台数としては、最大規模の事例になる。
Surface Go 2は、教育現場で児童生徒が使うことを強く意識して設計された製品。タッチの精度、ペンの描き心地、筐体サイズやキーボードの打鍵感に至るまで、児童生徒が想像力を直感的に表現できる文房具として使えるデバイスとして開発したという。前モデルのSurface Goからディスプレイを大型化し、プロセッサも「Intel Pentium Gold 4425Y」に刷新したほか、上位モデルとして「Intel Core m3 8100Y」の搭載モデルも用意する。
同社は、兵庫県教育委員会が、Surface Go 2とOffice 365を最大限活用し、生徒がより高度な教育を受けられるように、ICT活用を先導する人材養成なども含め、引き続き兵庫県教育委員会と連携するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス