Facebookの最高経営責任者(CEO)Mark Zuckerberg氏との意見対立をめぐり2019年に退職したChris Cox氏が米国時間6月11日、最高製品責任者(CPO)として22日から同社に復帰することを明らかにした。
「Facebookとその製品は、かつてないほど深く私たちの未来に関与している。それは、私が最もよく知る場所であり、私が構築を支援した場所であり、私が腕をまくって本腰を入れて助けるべき最高の場所だ」と、同氏は復帰を発表する投稿の中で述べた。
Cox氏は2019年に退職するまで、Facebookに13年間勤務していた。在籍中はFacebookのニュースフィードのほか、主要製品に取り組んだ。製品および設計チームを統括したほか、Facebook初の人事チームも設立している。
しかし、Facebookのメッセージアプリを統合する計画をめぐり、Zuckerberg氏と意見が対立した。Cox氏は退職後の「Wired」カンファレンスで、Zuckerberg氏とは「ものの見方が少し違った」と語っていた。一方、退職の理由について、同社に13年間勤務したためソーシャルメディア以外の何かをしたかったからだとも述べていた。
Cox氏はFacebookを退職した後、進歩的な非営利組織Acronymのアドバイザーに就任した。同氏は投稿の中で、2019年には気候変動関連のイニシアチブに取り組み、自身のレゲエバンドで演奏し、子供や友人と時間を過ごしたことも明らかにした。
「この1カ月で世界がより混沌とし、不安定になったため、支援する決意がさらに強まった。われわれは今後、最も重要な決断と製品を控えている」(Cox氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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