一般社団法人LIVING TECH協会(LIVING TECH協会)は6月3日、同協会の設立を発表した。第1弾としてスマートホームを推進する。
代表理事として、リノべるの代表取締役である山下智弘氏と、Amazonデバイス事業本部 オフライン営業本部 営業本部長である古屋美佐子氏が就任。企業会員のほかに、個人会員の募集も予定している。
LIVING TECH協会は、住宅関連事業者やメーカー、流通・小売りに携わる企業が集い、「人々の暮らしを、テクノロジーで豊かにする。」というミッションのもと設立した団体。日々の生活において「しなければならないこと」をテクノロジーが担い、人々が「やりたいこと」に時間を費やせるようにすること、そして新たな体験価値を生み出せるようなサービスや製品を生み出すことで、豊かな暮らしの実現を目指すという。
LIVING TECH協会によると、暮らしにまつわるテクノロジーを活用した新しい製品やサービスは、日本でも世の中に送り出されているものの、諸外国と比較すると、まだ生活に浸透しているとは言い難い状況にあるという。
そのような中、「ジャンルの垣根を超えた企業・個人の協業を生み出したい」という思いから、2017年に「LivingTech Conference2017」、2018年に「LivingTech Conference2018」を開催し、のべ500名が参加。今回のLIVING TECH協会は、より継続的な活動を目的としたものだ。
今後の主な活動として、2020年秋に「LIVING TECH EXPO」の開催を予定するほか、企業会員向けMeet upの開催や、既存産業・公的サービスとの連携を予定。また、個人および法人会員によるサービス利用トライアルプログラムなど、リビングテック関連サービスの適正な利用促進や、リビングテックに関わる情報収集・発信に加え、海外LIVING TECH関連団体・企業との接点作り、連携による業界振興を図る。
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