スニーカーの売買などで知られるオンラインマーケットプレイスの「StockX」は6月1日、日本版サービスをはじめとするアジアでの事業展開を公式に発表した。ウェブサイトやSNSを日本語・円表記に対応するほか、カスタマーサポートを開設する。
なお、東京の日本支社では先行して3月にソフトローンチを実施。日本でのユーザー登録は、前年比で98%増加したという。日本語サービスの展開により、StockXに掲載された9万8000点を上回る商品に、日本全国からアクセスできるようになる。
StockXは、株式市場に似た発想で利用するもので、リアルタイムの「入札・出品」モデルを採用。購入・販売にあたっては、商品の値動きをリアルタイムで把握でき、今すぐ現在出品されている最安値で購入または、最高値で販売が選択可能。あるいは、各自で希望額を提示して入札・出品するといったこともできる。
取り扱い商品は、すべて正規品であることを保証するという。世界6カ所に鑑定センターを配置。ミシガン州デトロイト、アリゾナ州テンピ、ジョージア州アトランタ、ニュージャージー州ムーナチー、英国ロンドン、オランダのアイントホーフェンの施設で、高度な訓練を受けた鑑定士を合わせて170名採用している。
同社によると、社はオンライン・オフライン双方での事業拡大を通じて、日本と最終的にはアジア全域での顧客体験の向上を目指すという。まずは、日本事業に注力するアジア市場で、IT業界経験の豊富なメン・JJ・ジアン氏をトップに起用。東京では元楽天のユイ・ドーン氏が日本支社を統括しており、ブランドマネージャーには前職のレッドブル・ジャパンでマーケティング部カルチャーマーケティング総括を務めた山村剛史氏を採用している。
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