Facebookは米国時間5月21日、「Messenger」アプリの安全性を高める新機能を発表した。ユーザーがやり取りしている相手に疑わしいふるまいがあれば、その相手をブロックしたり無視したりするための情報を提供する通知が表示される。
この機能は3月から「Android」向けに段階的提供が始まっており、来週から「iOS」向けにも提供される。
安全確保のための通知が表示されるかどうかは、機械学習がカギを握っているようだ。人工知能(AI)システムは機械学習によって、たとえば、特定の会話にパターンを発見し、その会話の展開をより効率的に予測できるようになる。Facebookはすでに、そうした手法を用いて、血縁関係のない成人と子どもの会話を監視しており、今回の安全対策についても同様のアプローチが取り入れられているようだ。
Facebookの担当者は米CNETへのメールで、新機能導入の根拠について説明した。「これらの通知は、考えられる有害なやりとりや詐欺の可能性を回避するのに役立つとともに、チャットをプライベートで安全なものに保つのに必要な情報や制御を提供する」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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