2020年のリモートワークに関する調査によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックを受けて在宅勤務をする人が増えたが、自身のリモートワークの生産性が低いと考える人はわずか2%にすぎないという。また、67%の労働者は長期にわたりリモートワークをすることに関心があるという。
Salesforce Researchは、消費者や労働者の変化する体験や期待、今後の見通しをより詳しく理解するため、世界の一般の人々を対象に隔週で調査を実施している。その結果は、「Tableau」のインタラクティブダッシュボードで公開されており、このダッシュボードでは、国や世代、収入、性別、業種ごとのデータを表示させることが可能だ。この国際的な調査で判明した主な結果を以下で紹介していこう。
リモートワーカーが雇用主に最も求めているものは、何なのだろうか。労働者が最も重要と考えていることのトップ3は、従業員への信頼を実際に示すこと、従業員との信頼を構築すること、そして、定期的にコミュニケーションをとることだった。
COVID-19のパンデミックによって雇用主から得られたもののトップ3は、柔軟性の向上(41%)、リモートワークできるという選択肢(39%)、コミュニケーションの頻度の向上(34%)だった。
パンデミック収束後に通常の勤務生活に戻るときの懸念要素のトップ3は、職場での健康と安全(51%)、安定的な雇用(46%)、家族(44%)だった。
COVID-19のパンデミックによって、多くの労働者が不安定な立場に置かれるという、労働市場の長期的な傾向がさらに加速している。以下の調査結果を見ると、さまざまな業種の従業員が自身のキャリアについて感じていることや、職場で求められるスキルに対して行動を起こそうと考えていることがよく分かる。
Salesforce Researchはマーケティングや販売、カスタマーサービス、中小企業の業務に関するデータも収集した。この調査で明らかになった主な結果は、以下の通りだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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