Facebookは米国時間4月21日、インドのJio Platformsに57億ドル(約6140億円)を出資し、10%近くの株式を取得して同社の最大の少数株主になったと発表した。Jio PlatformsはReliance Industriesの子会社で、4年足らずで3億8800万人にインターネットサービスを提供するまでに成長し、インド最大の通信事業者となっている。
Facebookは以前にもインドでインターネットアクセスの展開を試みたことがあるが、2016年にネットワーク中立性の基準に違反しているとしてサービスが使用禁止になった経緯がある。
今回、Facebookは傘下のメッセージサービスWhatsAppを活用した、Jioの直営店でのデジタル決済に期待を寄せている。WhatsAppは、インドで4億人のユーザーを擁する。
「JioMart(Jioの中小企業向けプロジェクト)とWhatsAppの力を組み合わせることで、われわれは人々を事業者と結びつけ、商品を見てもらい、最終的にはシームレスなモバイル体験を通じた製品購入につなげることができる」と、Facebookの最高売上責任者を務めるDavid Fischer氏と、同社のバイスプレジデントでインド事業を統括するAjit Mohan氏は発表の中で記している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」