Appleは米国時間4月16日、MacBookシリーズの長期的なバッテリー状態の管理に関連する、「macOS」の小さな変更点を発表した。
シンプルに「Battery Health Management」(バッテリー状態管理)と名付けられたこの機能は、まずは「macOS Catalina 10.15.5」の開発者向けビルドで提供され、同パブリックベータ版を経て、2020年内に一般提供される予定だ。
Appleによると、この機能は、MacBookに搭載されたバッテリーの充電パターンの履歴や温度レベルをモニタリングし、MacBookの充電方法を微調整するという。経時に伴うバッテリーの化学的劣化のペースを抑えることにより、耐用年数を延長することがその目的だ。
多くの最新ノートPCと同様に、MacBookのバッテリーはユーザーが自分では交換できないため、それは特に重要な機能だ。
この機能はデフォルトで有効になるが、必要に応じて無効にできる。バッテリー状態管理に関連するデータはすべてローカルに保存され、診断情報の共有にユーザーがオプトインしない限り、同社と共有されることはないという。
米CNETが最近、2020年版「MacBook Air」で動画再生によるバッテリー持続時間をテストしたところ、「Core i7」を搭載するバージョンで9時間40分だった。適切なバッテリー状態管理によってバッテリーの化学的劣化を抑えれば、月日を経ても持続時間がそれほど短くならない可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」