イタンジは4月16日、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、不動産業界においてもテレワークの需要が急増したことから、賃貸仲介会社向け顧客管理システム「ノマドクラウド」に、オンライン接客を目的としたビデオ通話機能を実装したと発表した。先着50社に対し、1000分間無料で開放する。
ノマドクラウドは、入居希望者の向けの物件情報を自動で配信する追客機能や、顧客管理・営業管理機能に加え、チャットやLINEでのコミュニケーション機能などを搭載した、賃貸不動産の仲介会社向けのシステム。
今回の機能追加により賃貸仲介事業者は、ノマドクラウドの管理画面にある「ビデオ通話」ボタンをクリックするだけで、入居希望者にビデオ通話用URLの自動送信が可能となった。入居希望者は、専用のアプリなどをダウンロードする必要なく、送られてきたURLをクリックするだけでビデオ通話の開始が可能だ。スマートフォンの操作に不慣れな顧客でも簡単にオンライン接客を受けることができ、賃貸仲介会社は物件資料などを表示しながら、来店時と変わらない接客が可能となる。
オンライン来店および内見は、オンライン来店カレンダーから予約か可能。オンライン内見は、入居希望者が内見を希望した物件へ、不動産会社スタッフが単独で行き、ビデオ通話機能でリアルタイムに会話しながら内見をすることができる。IT重説にも対応し、実店舗に行かなくても賃貸契約が可能だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」