新型コロナウイルス関連

アップルと連携、スタンフォード大が新型コロナ対策のファーストレスポンダー向けアプリ

Carrie Mihalcik (CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ)2020年04月10日 11時39分

 米スタンフォード大学医学部とAppleは、ベイエリアで働く警察官や消防士、救急医療隊員などのファーストレスポンダーを対象とした新型コロナウイルス感染症(COVID-19)用スクリーニングアプリを共同で開発した。この「iOS」アプリ「First Responder COVID-19 Guide」は、新型コロナウイルスの検査を受けるべきかどうかを判断する際に役立つスクリーニングツールのほか、スタンフォード大の医師や科学者による、新型コロナウイルスから自らを保護するための最新情報、パンデミック(世界的大流行)に関する最新情報を提供する。

First Responder COVID-19 Guide
提供:Stanford

 Stanford Health CareのCatherine Krna氏は米国時間4月8日、プレスリリースで「ファーストレスポンダーとは、現場でコミュニティに貢献し、新型コロナウイルスの感染者に接し続けている人たちのことだ」とし、「私たちのコミュニティは、彼らが安定と秩序をもたらしてくれると期待している。われわれは医療システムとして、彼らが皆を守ろうと働く中で安全を維持できるようにする義務がある」と述べている。

 アプリの説明よると、First Responder COVID-19 Guideで収集されたデータが許可なくスタンフォード大やAppleと共有されることはないという。Stanford Health Careは現在、サンタクララ郡やサンマテオ郡のファーストレスポンダーを優先するドライブスルー方式の新型コロナ検査を実施している。優先的にテストできる対象を、食料品店の店員や公共サービスの職員などの必要不可欠な労働者にも拡大したいとしている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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