Microsoftは米国時間3月30日、最近刷新した「Edge」ブラウザの新しいバージョンをリリースした。IT管理者だけでなく一般ユーザーにとっても魅力的なものになるように設計されている。一連の新しいブラウザ機能は、Edgeをさらに便利にして、操作のイライラを解消し、さらにはGoogleの「Chrome」よりも優れた選択肢になるかもしれない。
パスワードのセキュリティを強化する「Password Monitor」機能、タブの管理を容易にするバーティカル(垂直)タブ、閲覧したページを管理する「コレクション」機能の拡大のほか、ウェブのコンテンツを体裁を崩すことなく文書にコピーできるスマートコピー機能が追加された。また、文字を読むことを学んでいる人や、雑然としたウェブサイトに悪戦苦闘している人、失読症や視覚障害を抱えながらウェブを利用している人向けに、シンプルな表示に切り替える「Immersive Reader」機能が追加された。
Microsoftは何年もの間、同社ブラウザの改善に苦戦してきた。以前提供していた「Internet Explorer(IE)」は20年前には市場を占有していたが、何年もの間、わずかな改良しか加えられないままだった。その間に、Mozillaの「Firefox」やAppleの「Safari」やGoogleの「Chrome」といった競合製品がIEを押しのけて、ウェブを常に進化し続ける技術基盤に転換した。
Microsoftは、IEを廃止してEdgeという新しいブラウザを提供し、一からのスタートを試みたが、それでも時代の流れに追いつくことはできなかった。同社は今、Googleのオープンソースプロジェクト「Chromium」をベースにEdgeを再構築している。Chromiumは、Chromeブラウザに採用されているコアソフトウェアだ。
新しいEdgeはMicrosoft.com/Edgeからダウンロードできる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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