華為技術(ファーウェイ)は3月26日、新しいスマートアシスタント「Celia」を発表した。新たな主力スマートフォン「P40」シリーズのオンライン発表イベントでのことだ。
ファーウェイ製デバイスでCeliaを起動するには、「Hey Celia」と話しかける。するとCeliaが起動してユーザーの要求に応じてくれる。Celiaは、音声コマンドによるインターネット検索、カレンダーへの項目追加、対面での翻訳といった作業ができる。
独自の人工知能(AI)アシスタントを持つ企業はファーウェイだけではない。Celiaは、Appleの「Siri」、サムスンの「Bixby」、Amazonの「Alexa」、「Googleアシスタント」に相当するファーウェイのAIアシスタントだ。以前は、ファーウェイが自社のスマートフォンにGoogleアシスタントを搭載することもできたが、米国の制裁により両社の提携が禁じられてからは、独自のソフトウェア開発によりいっそうの重点を置いてきた。
ファーウェイにはすでに、中国で販売しているデバイス向けにカスタムビルドのスマートアシスタントを提供しているが、欧州市場にこの機能を投入するのはこれが初めてだ。Celiaは、P40シリーズにあらかじめ搭載される。Android Authorityが入手したP40のレビュー機では、Celiaのデフォルトの検索エンジンはMicrosoftの「Bing」だが、「Google検索」に変えることもできるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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