Facebook、Microsoft、TikTokをはじめとする複数のテクノロジー企業が、世界保健機関(WHO)や医療専門家と連携し、「#BuildforCOVID19」というハッカソンを開催する。世界規模で実施されるこのハッカソンの狙いは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に関連する課題に、ソフトウェアを用いた解決法を見出すことにある。
Facebookの最高経営責任者(CEO)Mark Zuckerberg氏は米国時間3月24日付のFacebookへの投稿で、この取り組みから有益なプロトタイプやアイデアが生まれることを期待していると述べた。「ハッカソンはわれわれがFacebookで新しいアイデアやプロジェクトを生み出すうえで、常に重要な役割を果たしてきた。『献血情報センター(Blood Donations)』や『災害支援ハブ(Crisis Response)』といった機能はハッカソンの期間中に生まれた」と記している。
Slack、Pinterest、Twitter、WeChat、Giphy、Slow Venturesなどもこのハッカソンを支援する。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、現在世界中で急速に広まっている。WHOは現地時間3月11日、この感染拡大をパンデミックだと宣言し、感染者や死亡者の数が増加を続ける見通しだとした。米国の感染者数は6万人を超えている。
ハッカソンでは、新型コロナウイルスの流行時に最も大きな効果をもたらし、主要なニーズに対応できるのはどのようなプロジェクトかという点について、WHOや専門家が助言する。開発者は、衛生、特に感染の影響を受けやすい人々、企業、コミュニティー、教育、エンターテインメントといったテーマに沿ってプロジェクトを構築することが奨励されている。
ハッカソンは3月26〜30日までアイデアの提出を受け付けており、4月3日に優秀なプロジェクトが発表される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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