MFSは3月23日、オンライン住宅ローンサービス「モゲチェック」が、住宅ローン保証会社である全国保証と、4月1日より住宅ローン保証審査のAPIによるオンライン連携を開始すると発表した。今回の取り組みにより、モゲチェックのユーザーは、オンライン上で全国保証の保証審査を受けることが可能となる。
モゲチェックは、住宅ローン利用者や利用予定者に対し、ITを活用した新規借り入れ・借り換え関連サービスを提供している。家探しの前に借入可能額が判定できる機能や、新規借り入れ・借り換え先の金融機関の選定、申込手続きの代行、および完済までのローン管理機能を備えている。
MFSによると、住宅ローンをオンラインで申し込む動きが広がっており、金利条件で優れたネット系銀行の貸し出しが伸びる一方、オンラインでの審査は審査基準が厳しく、収入や雇用形態などで、一定以上の属性の人しか利用できないといった問題があるという。
MFSは、モゲチェックに登録されたユーザーの氏名、住所、勤務先、年収といった住宅ローンの保証審査に必要な情報を、APIで全国保証へ提供し、全国保証からの保証審査結果を、同じくAPIで受領する。
これまで保証審査の申し込みには、申込情報を書面化してFAXや郵送でやり取りしていたが、今回のAPI連携により、保証申し込みから審査結果の受領まで、全てオンラインで手続きが完結する。
今後、MFSと金融機関とのオンライン連携が進めば、住宅ローン利用者は、全国保証が提携する全国700以上の金融機関の住宅ローンを、モゲチェックを通じてオンラインで申し込むことが可能になるとしている。
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