三菱地所レジデンスは3月23日、都心エリアのマンション販売に「オンライン接客」を導入すると発表した。実際に対面せずに商談を進められる。
オンライン接客は、顧客、販売担当者とも、インターネットにつながるPCと電話を用意して実施。販売担当者が顧客に電話、顧客は検索エンジン経由でオンライン商談システム「ベルフェイス」の接続ナンバー発行ページにアクセス。販売担当者は電話口で確認した「接続ナンバー」を入力することで、オンライン接客が可能になる。
画面上では、資料やVRモデルルームを共有しながら商談を進めていくとのこと。販売担当者側はカメラで顔を映すが、顧客側のカメラは許可がない限り、販売担当者側に映らない仕組みになっているという。
都心エリアのマンションは、海外や遠方の顧客の比率が高く、オンラインで接客することで、顧客の利便性や満足度の向上を目指していくとのこと。三菱地所レジデンスでは、すでにバーチャルでマンションのモデルルームを内覧できる「VRモデルルーム」などを導入しているが、自宅など販売センター以外の場所でVRを内覧している顧客に対し、販売担当者が直接説明できなかったという。
オンライン接客の導入により、顧客にVRでモデルルームを体感してもらいながら、これまで販売拠点で行っていたようなさまざまな資料を使った説明も可能になるとしている。今後は、都心エリアで実績を積み重ねながら、他エリアでの導入も視野に入れていく。
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