匿名で告白や秘密を投稿できる人気のソーシャルアプリ「Whisper」が、データベースをオンラインで閲覧可能な状態にしていたと報じられている。データベースにあるメッセージのデータはユーザーの年齢や位置などの情報とひもづいていたという。The Washington Postが米国時間3月10日に報じたところによると、インターネットからアクセスできるデータベースで、数多くのメッセージの記録が誰でも閲覧できるようになっていたという。
The Washington Postによると、データベースに実名は含まれていないが、「ユーザーが自称する年齢、民族、性別、居住地、ニックネーム、属するグループなどの情報があり、多くは性に関する告白や性的な指向や欲求を話題にしている」という。データには、ユーザーが最後に「ささやいた」場所の位置座標も含まれていたとされる。
The Washington Postによると、独立研究者がデータベースを発見した。研究者らが3月9日にデータが露出していることをWhisperに警告した後、データへのアクセスは遮断された。研究者らは、連邦政府の法執行当局者にも警告したという。
Whisperにコメントを求めたが、回答は得られていない。同社の担当者はThe Washington Postに対し、データの多くはアプリ内から閲覧されることを想定して公開されているが、データベースは「直接検索されるように設計されたものではない」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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