Twitterは米国時間3月9日、Jack Dorsey氏が引き続き最高経営責任者(CEO)を務めると発表した。物言う株主であるPaul Singer氏がDorsey氏を排除して主導権を握ろうとしていると報じられていた。Twitterは、Singer氏のファンドであるElliott Managementから1人の取締役を受け入れる。
Twitterはさらに、IT企業への投資を手がける大手投資会社Silver Lakeから10億ドルの出資を受けることも発表した。株価の引き上げを目指して、20億ドル相当の自社株を買い戻す計画だ。Silver Lakeからも1人の取締役を迎える。
Dorsey氏は発表の中で次のように述べた。「Twitterは、『公開された会話』を提供している。われわれの目標が今ほど重要なことはこれまでなかった」
2月に入って、Singer氏がDorsey氏の排除を画策しているといううわさが流れ始めた。Singer氏の不満の1つは、Twitterの株価が低迷していることだった。同社の株価は今も、7年前のIPO価格を16%以上下回っている。Singer氏はまた、Twitterと決済企業SquareのCEOとしてDorsey氏の時間が有効に使われているのかについても疑問視した。
Dorsey氏は、2020年に最大半年間アフリカに滞在する計画も立てていたが、Singer氏のCEO交代計画が明らかになった後、考え直すことを明らかにした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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